WordPressをご存知でしょうか。
WordPressとは、人気のWEBページ作成ソフトです。
無料で使用できること、またその機能の充実度合いからも利用者が多く、個人のブログやコーポレートサイトでも多く使用されています。
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、WordPressについてメリット、デメリットを踏まえて解説していきます。
岩立充弘
個人・企業からも人気のWordPress、その秘密は何でしょう?!
ワードプレスとは?
WordPressの1番の特徴といえば、専門知識がなくても、自分で簡単にWEBページを作成して運用・管理することが出来るところです。
それが人気につながって、シェア率で世界的に圧倒的地位を獲得しています。
ちなみに、このページもWordPressで作成したものです。
WEBページの作成って大変なの?!

そもそも、WEBページを作成するって大変なんでしょうか。
それは、とっても大変なんです!!
では、どれだけ大変なのか、少し見ていくことにしましょう。
本来、WEBページを作成するには、
- ウェブページを作成するために開発された言語であるHTML、
- ウェブページのスタイルを指定するための言語であるCSS、
- プログラミング言語であるPHPやJavascript、
- WEBページ作成後に作成したHTMLファイルを自分でサーバーにアップロードする
しかし、WordPressを使えば、この、専門知識も必要なければ、面倒な作業も必要ないのです!
WordPressは、WordPress自体にブログとしての機能やページを更新するためのシステムが組み込まれているため、専門的な知識がなくてもサイトを作成・更新がとても簡単に出来るのです。
また、サーバーのアップロードについても、WordPressをサーバーにインストールすることで驚くほど簡単に出来ます。
CMSとは?!WordPressの人気
WordPressのように、専門知識がなくても自分で簡単にWEBページを作成して運用・管理することが出来るソフトウェアのことを
CMS(コンテンツ管理システム(Content Management System)の略称)といいます。
世界中で公開されているCMSは、800以上あるといわれていますが、その中で、WordPressは全体のおよそ60%を占める圧倒的な人気を誇っています。
また、日本に限定してみると、そのシェア率はおよそ85%とさらに高いことがわかります。
岩立充弘
WordPressは、専門知識不要の、WEBページを楽に作成出来るソフトウェアです!
WordPressの特徴とメリット・デメリットとは?!
WordPressには様々な機能があります。
初心者でも簡単に実装することが出来ますので、まずはその特徴についてみていきましょう。
メリット
1 )専門知識がなくてもOK前述のように、専門知識がなくても、
ブログ感覚で、記事の追加や編集、画像や動画の挿入が簡単に出来ます。
基本的には、「文字の入力」と「画像の貼付け」でホームページが作成・更新できます。
2 )情報発信がスピーディーでタイムリーに出来る
WEBページの作成を外部委託している場合などは、新着情報など更新する情報がある時、
都度更新依頼することで公開が遅くなり、鮮度のないWebサイトとなってしまいがちです。
しかし、自分で編集・更新が出来るということは、情報発信がスピーディーでタイムリーに出来るというメリットがあります。
これは、WEBサイト運営ではかなり重要なことなのです。
3 )デザインのテーマテンプレートが豊富
記事やカテゴリーごとに簡単にデザインを変更することが出来ます。
有料のテンプレートと無料のテンプレートがありますが、無料のテンプレートはワンクリックでダウンロードすることが出来ます。
また、日本製から海外製まで多種多様です。
初心者は日本製のものからはじめてみるのがおすすめです。
4 )豊富なプラグイン
プラグインとは機能拡張のための追加プログラムです。
WordPressにあらかじめ組み込まれているプラグイン機能を必要に応じて管理画面から簡単に、無料で追加していくことが出来ます。
例えば、
・目次を自動で表示してくれるもの
・お問い合わせフォームを設置してくれるもの
・セキュリティー対策
・Facebookやinstagramと簡単に連携することが出来る
など、様々なプラグインがあります。
本来は、専門知識が必要でプログラミングしなければ使えない機能ですが、WordPressならば使いたいプラグインを探し、インストールするだけでとても簡単に実装することが出来ます。
これは、本当に便利な機能なんですよ。
5 )無料で使えることが出来る
サーバーやドメインを自分で用意する必要があるので、サーバー代と独自ドメイン代はかかります。
しかし、WordPressのシステム自体は無料でダウンロード出来、何個使用しても利用料がかかることはありません。
6 )WordPressに関する情報はたくさん
利用者が多いのでWordPressに関する情報がインターネット上に溢れています。
分からないことや調べたいことがあったときには
検索エンジンで調べると、大抵の場合解決方法を見つけることが出来ます。
わざわざ参考書を買ったり、セミナーに行かなくても、ネット検索でたくさんの情報が出てきます。
7 )SEOに有利
SEOとは、検索エンジン最適化を意味することばです。
聞きなれないと少し難しいかもしれませんが、要するに、インターネット上で検索をした時に、ページの上位に表示されるようにウェブサイトの構成などを調整することです。
個人でのブログや、企業のコーポレートサイトなどWEBページを作成・更新・管理する場合には必ず意識しなければならない、必須のものです。
そのSEOについて、
Googleの検索エンジン担当のマット・カッツ氏が、WordPressを使う事を推奨しています。
8 )カスタマイズが自由にできる
これについては、一定のスキルが必要になります。
もちろん、デザインや構成はWordPressの機能を利用して自由に変更することが出来ます。
しかし、ある程度のスキルや知識があればさらに自由にワンランク上のカスタマイズが出来るのです。
WordPressは、初心者のみ向けのみならず、本格的なサイト作りにも適しているのです。
デメリット
非常にメリットの多いWordPressですが、デメリットもあります。1 )表示速度が遅い
WordPressは動的ページの表示が遅いというデメリットがあります。
動的ページとは、アクセスのたびにサーバ上で処理を行い、その結果次第でページの内容を作成しているページのことをいいます。
例えば、会員制サイトの会員情報のページには名前や住所などが表示されますが、表示される内容はサイトにログインしている人によって異なります。
このようなサイトでは、データーベースから引っ張ってきた名前や住所などの情報を使ってページを作成しているため、表示内容が異なります。
そのため、サーバーが表示するのが通常より遅くなってしまいます。
岩立充弘
メリットとデメリットを理解してWordPressを導入しよう!
WordPress運用のコスト
費用は基本無料
WordPressの大きな魅力の1つが、低コストでWEBサイトを作成できることです。WordPressは環境を整えれば基本的に、無料で使うことが出来ます。
デザインを変更するテーマテンプレートも無料のものが、10000種類以上と豊富にあります。
また、プラグインの追加も無料で出来ます。
これらのことをWEB制作会社に依頼した場合、数十万かかることが予想されますが、WordPressならこれら全てが無料で出来ます。
WordPressのランニングコスト
WordPressを使用する上で、唯一コストがかかることは、・レンタルサーバーを借りること
・ドメインを契約する
ことです。
しかし、この2つは、WordPressを使用するためには必ずどちらも準備しなくてはならないものです。
WordPressに対応したレンタルサーバーには、こんなものがあります。
サービス名 | 月額料金 (税込) |
初期費用 (税込) |
容量 | マルチドメイン |
---|---|---|---|---|
ロリポップ! | 100円~ | 1,500円~ | 最大400GB | 対応有 |
KDDI CPI | 3,800円 (12か月支払い) |
無料 | 無制限 | 無制限 |
カゴヤ・ジャパン | 864円~ (12か月支払い) |
無料 | 最大300GB | 無制限 |
エックスサーバー | 900円~ | 最大400GB | 無制限 | |
さくらのレンタルサーバー | 129円~ | 1,029円~ | 最大500GB | 対応有 |
カゴヤ・ジャパンはサポートサービスも充実しています。
はじめてレンタルサーバーを利用する方でも安心して利用出来るのでおすすめです。
また、ロリポップ!は、月額100円~とコストをなるべく抑えたい人にはかなりおすすめです。
WordPressは、レンタルサーバーの管理ページからインストールすることが出来ます。
はじめかたもとても簡単です。
また、ドメイン契約にかかる費用は〜.jpや〜.comなど種類によって異なりますが、1年間でおよそ300〜1000円で取得することが出来ます。
有料のテンプレートとプラグイン
WordPressは基本無料で使用することが出来ます。有料テンプレートやプラグインを使用して更に洗練されたワンランク上のWEBサイトにすることも出来ます。
有料テンプレートは大体1〜2万円以下なので、WEB制作会社に依頼することを考えればかなりコストを抑えることが出来るでしょう。
プラグインは、無料のものでもかなり完成度が高く、ほとんど有料のものを使用する必要はないと思われます。
岩立充弘
表示速度の速さやデータ容量の多さから、私はエックスサーバーを使っています!
おすすめのプラグイン
WordPressのプラグインはとても完成度が高く、無料のもので十分使用効果があります。さいごにこの章では、WordPressおすすめのプラグインを紹介します。
SEO対策関連
All in One SEO Pack | 初心者向け |
Yoast SEO | プロ向けで高機能な仕様 |
SEO対策関連の設定を一括して管理できるプラグインとして利用者が多いプラグインです。
All in One SEO Packは初心者向けです。
無料で使用できるうえに、手間のかかるSEOの設定を簡単に行ってくれる非常に便利なプラグインです。
Yoast SEOはややプロ向けで高機能な仕様です。
All in One SEO Packに比べ、設定項目が多くて少し複雑ですが、非常に便利で役立つ機能がたくさんあります。
どちらも基本機能の部分は日本語化されていてわかりやすいプラグインです。
画像・動画関連
Pixabay Images | 無料で 画像素材を利用可能 |
パブリックドメインの写真素材やクリップアート素材を商用・非商用全ての画像素材を無料で利用出来るプラグインです。
日本語でも検索出来ます。
アイキャッチ画像などにも利用できます。
ちなみに、アイキャッチ画像は記事投稿の際には必ず入れましょう。
アイキャッチ画像は、「目を引く」仕掛けの1つです。
よい記事を書いても、読んでもらわなければ意味がないからです。
記事にたどり着いてもらうことが重要なのです。
画像を入れることは大変大事なことです。
ソーシャルメディア関連
WP Social Bookmarking Light | SNSの公式のシェアボタン |
WP Social Bookmarking Lightは、投稿や固定ページに様々なソーシャルメディアの公式シェアボタンを表示出来るプラグインです。
Twitter、Facebook、Google+、Pocket、はてなブックマーク、LINEなどに対応しています。
記事をSNSで拡散させたり、フォロワーを増やしやすくなります。
お問い合わせフォーム
Contact Form 7 | お問い合わせフォームの設置 |
Flamingo | お問い合せリストの管理 |
Contact Form 7は、お問い合わせフォームを設置出来ます。
使い方はシンプルで簡単です。
Flamingoは、お問い合わせフォームのお問い合せリストを管理出来るプラグインです。
Contact Form 7と連携して、お問い合わせフォームから送信されたメールの履歴を記録・閲覧することができます。
他にもWordPressにはたくさんのプラグインがあります。
使いやすく重宝しそうなプラグインを見つけ有効に活用しましょう。
ちなみに、プラグインをインストールし過ぎる行為は注意が必要です。
プラグインの数が多すぎると、エラーが発生したり、ページ表示の速度に影響が出ることがあります。
20個以内で本当に必要なプラグインだけを利用するようにしましょう。
また、プラグインをインストールしたことでエラーが起こる場合があるので、万が一の時に備えてバックアップをとっておくことをおすすめします。
岩立充弘
自分に合った便利なプラグインを探しましょう。
まとめ
どうでしたでしょうか。
専門知識がなくても手軽に、しかも基本無料で作成・更新が出来るWordPressは非常に便利ですよね。
豊富なデザインとプラグインもあり、自作のWEBページを彩れること間違いなしです。
メリット、デメリットをよく理解して自分のオリジナルでブログデビューしてみてはいかがでしょうか。