Amazon返品詐欺の実態

Amazonでは、顧客優先の考えの元、購入者が返品を希望したら返品・返金を受け入れてしまうことが多いです。

 

そのため、詐欺師たちが新品の商品と中古品の商品をすり替える『返品詐欺』が横行している状態です。

 

特に、新品と中古の価格差の大きい『ゲーム機本体』『DVDボックス』『高額家電』などはそのような被害が多く報告されています。

 

返品詐欺のパターンとしては、

①外箱はそのままで、中身の本体や付属品だけすり替えるパターン

②外箱なども全て中古品にすり替えるパターン

③海賊版にすり替えるパターン

④商品の一部を抜き取るパターン

⑤証明書を抜いて返品するパターン

⑥全く違う別商品を返品するパターン

などがあります。

 

どんな返品であっても、Amazonはそのまま受け付けますので、しっかりと対処策を講じることが重要です。

 

返品詐欺への対処策

返品をされた際に、Amazonへの補てんを求めると、以下のようなものを要求されます。

■出品者様へのご返送時に同封されていた FBA 出荷明細書の画像(※同封ではなく、出荷ラベルの裏面に添付されている場合もございます。)

■出品者様に返送された実際の商品画像

■出品者様に返送された商品に貼付の商品ラベル(混合在庫の場合はバーコード)の画像

■具体的な相違のご説明(※出品者様がご納品とご返送依頼をされた商品につき、どちらがどの様に異なられるか、具体的にご記載ください。)

■出品者様へ返送された際の配送業者様での追跡番号

■ご納品された商品が出品者様のご申告通りであることをお示しいただける客観的な資料(*仕入れ時の書類・シリアル番号の控え等)

 

上記のような資料を出す必要があるため、出品をする前に諸々の対処策を講じておきましょう!

 

対処策① シリアルナンバーを撮っておく

家電品やゲーム機などは「シリアルナンバー」と言われる商品を特定するナンバーが記載されています。

 


 

このようなシリアルナンバーを写真で保存しておくようにしましょう。

 

対処策② レシートや保証書を保存しておく

購入した店舗でもらうレシートや保証書は保管しておくようにしましょう。購入店舗では、保証書やレシートからシリアルナンバーを特定することが出来る店舗もあります。

 

また、新品を購入したという証拠にもなりますので必ず保管しておくようにしましょう。

 

対処策③ 商品の写真を撮っておく

新品でも中古品でも、出品する商品の画像を撮っておくと、いざ返品詐欺が起きた際に証拠として提出できます。

 

出来れば、商品の重さを図っている状態で写真を撮っておくと、返品された商品の重さと異なる場合に補てんに繋がることが多いです。

 

Amazonでは、出品時に必ず重量を図っています。また返品時にも重量を図っているので、それが証拠となります。

 

対処策④ 商品説明文に「シリアルナンバー保存」していると記載する

これは詐欺師へのけん制になります。

商品説明文に、以下のような文言を入れておくといいですね。
当店では、抜き取り、すり替え詐欺防止対策として、商品・シリアルNOを画像管理しております。万が一これらの行為が認められた場合、警察への連絡、法的措置を取らせて頂きます。
 

以上を参考に、返品詐欺にかからないよう事前の策をしておきましょう!